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2011.04.13

【お知らせ】りぶ・らぶ・あにまるず フェスティバル「ずっと一緒に居ようよ」募金 設立趣意書

りぶ・らぶ・あにまるず フェスティバル
「ずっと一緒に居ようよ」募金
設立趣意書

<発起に至る背景>
 りぶ・らぶ・あにまるずフェスティバルは、阪神・淡路大震災を機に活動を開始したメンバーにより設立されたNPO法人Knots(現公益社団法人Knots) 主催で、神戸21世紀復興記念事業としてスタートし、継続されている事業です。年に1回、ドッグスポーツの大会を中心に、身体障害者補助犬、譲渡支援等の様々な活動紹介や、犬に関連する商品の販売など「犬」に関わる方々が一堂に会し、仲間達が集まる楽しい1日となっています。
参加される方々のうちの多くは、阪神・淡路大震災での被災経験を持つ、あるいは被災経験を持つ方が身近におられます。『あの時』の経験、『あの時』を一緒に乗り越えてくれた犬達とこのような時間を過ごすことが出来る幸せを感じ、また伝えたくて、始まった催しです。
阪神・淡路大震災のこの経験を通じ、人と動物の絆の強さと、その絆が持つ影響力の大きさを知りました。今回の東北地方の震災で、ペットと一緒に避難した方々のこれからを思う時、『彼等を、決して、離れ離れにしてはいけない』との想いが生まれました。今、ここ神戸から、ペットと一緒に避難した方々に、「想いを分かち合える仲間がここに居る。『一緒に居られるためにできる努力』を始めている。」というメッセージを届けたいと思っています。

『何故、人とペットは、離れてはいけないのか』
 ペットは、誤解を恐れずに言えば、「日常」の象徴です。地震や津波で、家や仕事を失った方々が、一緒に持って来ることのできた『最後の日常』でもあるのです。若し、ペットと人を引き離してしまったら、もう一度、『日常』を失う喪失体験を余儀なくされます。更に、「こんな時だからペットのことなんて言えない」と、我慢をしてしまわれる筈です。結果として、被災者の方の見えない苦しみは、2倍、3倍になってしまいます。特に環境の変化に弱いとされる高齢者の方々への影響は、大きく懸念されます。被災された皆さんに残された数少ない「日常」が、大きく損なわれるからです。
また、ペットの存在は、人が生きていく力となります。自分の世話を必要とするペットの存在が、自立を支えることにつながります。
阪神・淡路大震災でも、ペットの居場所について、最初は議論がありました。しかし、最終的には、仮設住宅はペット可となり、ペット可の公営住宅の建設、日本初の兵庫県動物愛護センターの設立へと繋がりました。(現在の緊急災害時動物救援本部の活動も、阪神・淡路大震災の際に,組織的に行われた日本初の動物救援活動が、その礎となっています。)
この活動は、直接的にペットを保護することを目的とはしていません。ペットを護る役割を負う飼い主さんを支えるものです。私達は、このような時でも小さな命を守ろうとする、ひとりひとりを支えたいのです。

<発起人>
りぶ・らぶ・あにまるずフェスティバル開催関係者

<目的>
 ペットと同行避難された方々に、『これからも、ペットと一緒に居られる』安心感を持って頂く。また、通常と比して困難と思われる、ペットを伴っての復興・自立に向け、物心両面での支援を行う。以て、動物愛護法の趣旨に基づき、同法堅持を図ろうと努力する市民を支える一助とする。

<使途>
ペット可仮設住宅建設資金への助成。ペット可住宅への入居に際しての助成等。助成に当たっては、基本的に、自治体窓口を経由しての取り扱いとする。剰余等ある場合は、公益社団法人Knots内に「ずっと一緒に居ようよ」基金を設置し、今後の同様の目的に拠出する。

<寄付金受付方法>
公益社団法人Knots ウェブサイト上、専用ページから募金受付。
また、募金内容明記の上、以下の口座を通じての寄付も受け付ける。

<口座>
-郵便振替-
郵便振替番号 00920-6-0109995  加入者名:公益社団法人Knots
-銀行振込-
三井住友銀行 夙川支店(店番号374) 普通 口座番号4120523 シャ)ノッツ
ジャパンネット銀行 すずめ支店(店番号002) 普通 口座番号3623967 シャ)ノッツ

※寄付識別のため、お振込の際お名前の前に寄付識別番号「55」と数字をおつけ下さい。
記入例:55野津太郎
※この寄付は、税法上の優遇措置の対象となります(日本国内のみ)。

<受付期間>
2011年4月15日~ペット同行避難者の自立目処まで

<問い合わせ先>
公益社団法人Knots事務局
〒658-0047 兵庫県神戸市東灘区御影3丁目2番11-20
TEL:078-843-8970(月~金曜日9:00~17:00)
FAX: 050-3730-0738(国内専用)